2018年2月
NYダウが2008年12月以来最大の下げを記録したことから
日経も暴落しました。
今回、日経225オプションがどのような
状況だったかを書いてみます。
わたしの2月限のポジションを以下に示します。
煩雑になるのでヘッジの買いポジションは省きます。
1月11日セット
2P 2000円 4円 -5
(2月限 プット 20000円 プレミアム4円 5枚売り 損益+20000円)
1月16日セット
2P 20250円 2円 -4
(2月限 プット 20250円 プレミアム2円 4枚売り 損益+8000円)
1月11日 16日エントリーした時点では日経平均が右肩上がりに推移しており
日経平均23700円~23900円でした。
上昇トレンドを予想し
20000円以下には下げない
20250円以下には下げない
というポジションを取りました。
安全を見積もって約4000円下にポジションを取った訳です。
ところが
2月5日(月)6日(火) 両日でまさかの1600円以上の暴落でした。
21000円台まで下がり
決済日である第2金曜日SQが2月9日なので
7日(水)8日(木)と大きく続落すると ここ10年で初めての損失確定となる可能性が
ありました。
幸い、前日のNYダウが大きく反発し
7日(水)8日(木)と日経は反発
2月9日(金)の終値が21382円と
結果的には1000円以上のゆとり幅を持って
利益で終えることができました。
日米の企業業績がそれほど悪くない状況で、
10年に一度くらいのまれな下落を想定することは
なかなかできません。
仮想通貨の暴落を穴埋めするために
好調だった株を売却してきた とも考えられます。
このようにあと数日という所で予想が大きく外れると
少しリスキーな局面に直面することになります。
そのため、下方向は大きく取る。
ヘッジの買いは必ず入れておく。
証拠金にはゆとりを持っておく。
ことが重要です。
また第2金曜日のSQが近づくと波乱含みになりやすいので
利益が出ているポジションの早め決済―
という選択肢もあると思います。
今回は2月9日(金)のSQ に対して
2月2日(金)にNYダウが暴落しました。
2月1日に早めの利益確定をしておけば
数年に一度の変動時でさえ余裕でした。
あるいは次限月に好条件のポジションメイクができました。
日経225オプションは
今回のように大きく予想が外れても
利益で終えることができます。
しかし、数年に一度の嵐にはいつも備えている必要があります。
特に、仕事や家庭のイベントがある場合は
そこそこの利益でゲームを降りておく方がいいと思います。
この記事は情報提供を目的としたものであり
読者の皆様の投資における利益を保証するものではありません。
投資は自己責任にて、また余裕資金での節度ある運用をお願いします。
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