最初は少し、勉強が必要ですが
慣れてしまえば一生使えます。
225オプションという安定して利益が得られる金融商品について
わたしが長年の試行錯誤から得た手法を御提供したいと思います。
株も為替も仮想通貨もあまり「動かない」
そんな時
「動かない」ということで堅実に利益を得ることができます。
自動車の運転と同じで、身につけるまでに少し学習が必要ですが
慣れると所要時間は1日約5分 月に約3日
あとは翌月の第2金曜日まで放置 というシンプルな方法です。
日経225オプションとは日経225株式指数を将来の特定日(SQ 日)に特定の価格(権利行使価格)で買う権利や売る権利のことです。
買う権利(コールオプション)と売る権利(プットオプション)があり
コールの買い 売り プットの買い 売り の4種類の取引があります。
先物取引と同様オプション取引でもあらかじめ定められた満期日があります。
日経の現物株や先物は上がるか下がるかを予測しなければならないのに対し
オプションはだいたいの予測で良い、あるいは相場が動かなくても利益が出ます。
売り手は当初に受け取ったプレミアムがそのまま利益になります。
オプションの買いは最初にプレミアムを支払う必要があること
利益を得るためには相場が予想した方向へ大きく動いてくれないといけない
という点で売りよりも難しいといえます。ただ売りポジションのリスクを限定するために買いポジションを使います。
以下の説明で使う数値は理解しやすくするために架空の値を用いています。
実際の相場から取ったデータではないことをお断りしておきます。
具体的に日経平均が18000円だとします。
ポジションの取り方はいろいろ試行錯誤してきましたが、
上は1500円 下は2500円~3000円離れた値を狙います。
例えば、上-8月限19500円コールの売り(プレミアム 仮に3円)5枚
下-8月限15500円プットの売り(プレミアム 仮に5円)5枚
このようにポジションを取ります。
日経は大きく暴騰することより大きく暴落することのほうは多いという
現実を上1500円下2500円離すというポジション取りに反映させています。
コールの売りとは19500円以上にはならないよ というポジションを持つこと。
プットの売りとは15500円以下にはならないよ というポジションを持つこと。 つまり「大きく動かない」ということに賭けるのです。あとは次月の第2金曜日まで放置します。
予想通り「動かなかった」場合の利益は
上-3円のプレミアム3000円 × 5枚 で15000円
下-5円のプレミアム5000円 × 5枚 で25000円
合計40000円の利益です。
これで膠着相場でも稼ぐ選択肢が増えました。
ただし上記は裸売りと言って万が一の時の損失が無限大です。
それで下記のように上下売りのアウトサイドに買いをいれることで損失を限定させておくのが安全です。
8C20000 1円 +5枚(8月限コール 20000 円プレミアム1円5枚買い)
5000 円支払い 5枚売りに対して5枚買い(枚数は合わせます)
8P15000 1円 +5枚(8月限プット 15000 円プレミアム1円5枚買い)
5000 円支払い 5枚売りに対して5枚買い(枚数は合わせます)ヘッジの買いポジショントータル1万円支払いで、最終利益は4万円引く1万円で3万円となります。(手数料は考慮せず)
日経が200-300円下げた時、チャンスと思って日経先物ミニを買うもさらに
下げて損切したことがありました。こんな時は225オプションのほうが勝率は高いです。場合によっては3000円下のプットに結構いいプレミアムが付いている事がありますので大きく下げた時はプットの売りをよく仕掛けて成功しています。
わたしは1- 2回 / 月のオプションを10年で100回くらい仕掛けてきましたが幸い勝率は100%です。一度だけ、ドカンとやられて危ないことがありましたがその後相場が戻って事なきを得ました。万一ドカンとやられそうになったら(つまり株価が大きく変動して権利行使価格に接近してきた場合)どうするか——-は常に考えておく必要があります。
大けがをしないうちに損切して同限月のより外側に外側にと新ポジションを作るか
あるいは次限月で新ポジションを作るか 日経先物ミニのトレードの併用を考えるか、だと思います。
個人的にはいったん撤退して冷静に見直す意味では次限月のファーアウトへ新ポジションをつくるほうが良いかなと思っていますが一度も対応を発動したことはありません。
対応を発動したことが無いため、また同じ相場が2度ないことから、
具体的なベストプランなどをお示しすることはできませんが、事が起こる前に解決策を想定しておくことはは必須です。
福島原発のように想定外の事態は常に考えておくべきです。
このように第2金曜日から最初の1~2週目ではプレミアムの高いオプションで利益を確保します。3~4週目ではプレミアムがはがれてくるので何もしません。
ただし、SQ 日を待たずにそこそこの利益でも、安全のために途中で利確決済する選択もありだと思います。
もう一度くりかえします。
損失を限定するヘッジの買いは必ず入れてください。
安易なオプションの裸売りは絶対避けてください。
またヘッジの買いを入れても万一の最大損失額がいくらになるのかは必ず確認しておいてください。
無事故無違反の安全ドライバーが明日事故を起こさないという保証はないのと同様数万円の利益を100回連続で達成していたとしても101回目に蓄積利益をすべて飛ばしてしまう可能性はゼロではないのです。
旅行などでしばらく家を空ける 相場を毎日確認できないという場合は利益が出ている
225オプションのポジションは、SQ までキープすればもっと利益が取れる、もったいないなどと思わず、利確決済してからお出かけになることをお勧めします。
売買枚数と権利行使価格の差とプレミアムによって最大損失額が変わってきます。
万一、ドカンとやられそうになったらどう対応するか は事前に複数のプランを考えておく ことが大事です。
現在、わたしはSBI証券のオプション口座を使っています。
必要証拠金等は口座開設された会社にお問い合わせください。
また投資に先だって、225オプションについての入門書を1冊読むことを
お勧めします。
すべての金融商品に言えることですが
100%予断を持つことは禁物です。
この記事は情報提供を目的としたものであり
読者の皆様の投資における利益を保証するものではありません。
投資は自己責任にて、また余裕資金での節度ある投資をお願いします。
リスクを強調したので
こわいからやめとこう と思われるかもしれませんが
リスク管理をしっかりして、毎日相場をチェックできる方にとっては
資産運用に新次元を開くことができるでしょう。
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