少子高齢化により

65歳以上が人口の50%以上になり

労働力や生活維持能力を失いつつある共同体は限界集落と呼ばれます。

 

「限界集落株式会社」という小説を読みました。

 

農作物のコストにメスを入れる

農協に依存しない独自の販路開拓

PR戦略

出る杭は打たれるということで

お決まりの既存勢力からのバッシング

敵対勢力との闘い

出過ぎた杭はもう打たれない

成長サイクルが回り始め、限界集落から脱却

試行錯誤していく過程での関係者の人間的成長

ロマンス

出会いと別れ

 

多次元からの視点が網羅されたいい作品だと思いました。

 

現実には絵に描いたようにはいかないこともあるでしょう。

失敗した時のプランB プランC についての続編が読みたいところです。

 

作品の中でITの活用が楽しく描かれています。

農業や観光での企業が簡単でないケースではITを利用して

今、ホットな物販・せどりをみんなで勉強・実践するのも

刺激があっていいのではないでしょうか。

商品の選定・梱包・発送など作業は多岐にわたります。

劇的に稼げなくても、みんなで最先端のビジネスを学ぶ楽しさ

が期待されます。

指導するメンターにとっても、現地に居を構えず、遠隔指導できます。

 

 

これは「集落」の物語ですが―

個人における限界状態

組織における限界組織

をブレイクスルーするためのロールモデルとして読むこともできます。

 

他人の目を通して物事をみる。

外部の人を含め多くの人を交えて

何を 誰に どのように売る のかを考える

仮説の時点でとにかく行動してみる

世間相場を学びながらどんどん軌道修正していく

 

なるべく多くの日本人が闘争心とパワーを失うことなく

限界国家とならないことを祈ります。