誰かと二言、三言言葉をかわしただけで、その人がどんな性格でどんな背景をもった人か何となく、直感的にわかる。このような能力は個人差はあっても、多くの人は持っている。この言葉の響きに乗っているメッセージを可視化するソフトが開発された。6秒間、自分の名前をマイクに向かって発声するだけ。これで心身の状態を声のエネルギーとしてパソコン上に12色でカラー表示する。これがボイススキャンである。今の状態、本音、隠れた才能、向かうべき方向性を表示してくれる。開発された柊木匠先生(セラピストで物理学者)の御講演を聞かせていただいた。詳細は割愛させていただくが、画期的というか、どうやって考え出したのか、日本人のすごさを感じた。
その仕組みはどうなっているのだろうか。当然ながら、ソフトのアルゴリズムは公開されていない。また原理に関するお話もなかったので推測するしかない。人は何かを考え、言葉を発する時に表モードとほとんど同時に右脳で無意識に裏のモードを生成し本当に言いたい事を言葉の響きにインプットしている可能性が示唆されている。ちょうど生体磁気をとらえるキルリアン写真のようなものか。閾下提示(サブリミナルコマーシャル)というのが以前話題になったが、人はサブリミナル情報を受信するだけでなく、発信もしているということらしい。この裏モード音声の周波数を選択してフーリエ変換をかけると画像化できるのかな、と推測している。さらに、意識の階層を色によってカテゴライズするスパイラルダイナミクスという理論も取り入れているのだろう。以上は一推測の域を出ない。自分自身の言葉にさえ暗黙知が提示され、しかも可視化できる、というのは面白いテーマだと思う。進路指導とか人材派遣など幅広い分野への応用が考えられる。
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