自宅から近いので遊園地兼ゲームランドへは子どもをつれてよく遊びに行きます。
最近のゲームセンターはコンピューターのハイテクを使った遊具が大半を占めています。
ここでは、ジェットコースター、釣り堀、観覧車など油圧や、モーター、人力など昔ながらのローテクの遊具とハイテクのゲーセンが混在していることが魅力のひとつです。
技術の進歩の博覧会場とも言えます。
ゲームセンターの中はデジタル音が氾濫しています。都会の騒音と同質のウルサイ音ですね。ある実験によれば都会騒音、デジタル音の周波数は6000Hzまでで、それ以上の周波数は入っていません。また周波数の分布がとびとびになっています。
一方、山の音など、アナログ音は低周波から高周波まで万遍なく分布しています。
そしてとびとびではなく周波数が連続的に変化しています。
ジャングルでは川のせせらぎ、動物の声、鳥の声、風のうなりなど20―なんと15万ヘルツまでの音に溢れています。
また音どうしが多重に共鳴し合い和音を形成しています。
そして脳内のアルファ波を活性化するとのこと。
遊園地では 子どもたちの笑い、家族たちの会話、食堂のざわめき、そういうアナログ音が脳に幸福感を感じさせているのでしょう。
わたしは平日の昼休みに時々ここの食堂へ行きます。こどもに教える予習のために数学や物理の本を読むためです。なぜ
か頭によく入ります。デジタルとアナログの程よい調和が脳のノイズを消してくれるのかな、と思っています。
身の回りの技術が進歩して昔の工作少年レベルではついていけない時代となりましたが
人自体はもっとゆっくりしか進歩しません。
最近カセットテープなどローテクの再人気が出てきているのはうれしいニュースです。
人工知能やロボットなどハイテクは変化が早く音に注目しても脳には優しくないですね。
今の時代、ハイテクの台頭は不可避ですがローテクが併存しているからこそ
わたしたちの心身の安定が保たれていることを忘れないようにしたいと思います。
普段、いろんな声の人 高い声 低い声 と会話をする。
時には森林浴に行く。
など良いアナログ音を浴びることは大きな癒しだと思います。
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