大家さんたちのブログサイトをみていると

大家でなくても参考になります。

 

凄腕大家さんの特徴は、「棚からぼた餅」ではだめ、ということをよく知っている。

そして快適空間をつくる努力を惜しまないこと。

仲介業者がしっかりしないから空室がなかなか埋まらない、と嘆くのではなく、

よその物件と同じだから客がつかない、どうやって差別化を実現していくかの努力が凄いです。

 

ごみを拾う、整理整頓をこまめにやる。店子の生活を預かっているんだと思って

セキュリティーに金を惜しまない。

「入居させてやってる」 ではなくて「入居していただいている」という意識が大切ということですね。

自分の工夫次第で空室が埋まっていくという手ごたえが経験値として蓄積され、

さらに工夫するという良い循環になっているのでしょう。

 

もちろん家賃を滞納したまま居座っている店子を追い出すというしんどい仕事もあります。

督促、裁判、強制執行という修羅場を、かよわい女性大家さんが、弁護士にも頼ら

ず自分だけでやっている人もいるようです。

 

強制執行のどろどろした世界を何回もくぐって危ないめにもあってこそ、硬軟二刀流の

凄腕大家さんといえるのかもしれません。

 

インテリアスタイリストの石井佳苗さんのTV番組をみました。

自分でダイニングテーブルや収納棚 さらにはキッチンまで作ってしまうとは

驚きました。

まるで「大草原の小さな家」の世界です。

 

石井さんのようなインテリアのセンスがあって、かつDIYが大好きという人が

中古のぼろアパートを安く仕入れて安い経費でリフォームして貸し出すと

儲かりそうですね。

DIYはそれ自体が楽しいですが、ビジネスモデルに結びつけることができれば

さらにモチベーションが上がると思います。

 

民泊ビジネスなど部屋を貸すことの規制緩和が始まろうとしています。

賃貸も民泊もビジネスです。

大家さんはお客様のニーズ

「最高のスペースでくつろぎたい」

に答えることが大事です。

 

これからはリフォームなどの専門家だけでなく、多くの人に

豊かな生活空間を演出する能力が求められるようになるのではないでしょうか。